ワルサー・モデルP99ピストルは、新生ワルサー社の意欲作として1996年のショットショーでセンセーショナルに発表されました。それまでの主力ピストルであったPPKやP38とは一線を画す独創的なフォルムと当時最新鋭のメカニズムを搭載したP99の登場は、多くの銃器ファンを驚かせました。

次世代ピストルに相応しく、人間工学に基づいて設計されたポリマーフレームにストライカー方式の撃発機構を採用しました。特筆すべきは、ストライカー方式にも関わらず、DA（ダブルアクション）とSA（シングルアクション）の撃ち分けが可能な独自の「3ポジショントリガー」を開発、スライドに配置されたコッキング・インジケーターやデコッキングボタンなど、昨今のストライカー方式のピストルで標準採用されている機能を早くから搭載したことです。

銃器史に名を留める傑作モデルPPKやP38から受け継ぐ伝統と、革新的なアイデアが惜しみなく注がれたワルサーP99は、ヨーロピアン・モダンオートの代表作と言えるでしょう。

●操作方法によって異なるP99独自の「3ポジショントリガー」メカニズムを忠実に再現しています。

3ポジショントリガー

①ダブルアクション

②シングルアクション

③ロングストローク・シングルアクション

●実物同様、スライド後端の「インジケーター」の飛び出し（赤ペイント）でコッキングが判断できます。そして「デコッキングボタン」を押せば、コッキングが解除され内部ハンマーが安全にダウン、同時にインジケーターも引っ込みます。

●実物通りの完璧なフィールドストリッピング（通常分解操作）が可能。マガジンを抜き、ハンマーダウン状態にして、トリガー上部にあるスライドリリースを下げると、スライドアッセンブリーを前方に抜き取ることができます。

●マガジンは冷えに強いオール金属製。装弾数は24発。

発射方式：ガス・セミオート・ブローバック

パワーソース：エアガン専用ガス

ホップ機能：可変ホップアップ

全長 ：180mm

重量：約620g

使用弾：6mm BB（0.20g弾推奨）

装弾数：24発（マガジン単体）

使用対象年令：18才以上